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デッドボールは大丈夫ですよ category : Headline, Messege 2005.6.4

確かに当たった瞬間はやばいと思いましたよ。

僕はボールをよけたと同時にヘルメットが脱げて頭にじかに当たったと思ったんです。それくらいの衝撃がありました。当たった瞬間は自分で大丈夫だよなって確認したくて立とうとしたんですがフラフラみたいだったですね(笑)。今は大きなタンコブができてて首に痛みがあるんですが試合には差し支えありませんから安心して下さい。キャッチャーの城島も心配して赤星の携帯電話に詫びの電話をかけてきましたがあのボールはキャッチャーには責任ありません。もちろんピッチャーにも責任ありません。スライダーという球種で本来バッターから逃げていくボールなんです。それが抜けてしまってシュート回転で頭に当たったんですわ。ホームページのある人の書き込みに金本さんはあまり危ないボールを投げたピッチャーに対して怒らないってありましたが若い頃はよく怒ってましたよ(笑)。でもそれはわざと威嚇するようなボールが続いたり、ぶつけたあとのピッチャーの態度が悪い時でした。今回は全く怒るような投球ではありませんから。僕はソフトバンクというチームと監督をある意味尊敬してるんです。それは2年前の日本シリーズで第3戦目にムーアが先発したんですが試合開始の第1球目を気合いのあまり相手バッターの柴原の頭上に投げたんです。普通なら相手は仕返ししてきます。そして第6戦目は田中秀太がまたまた気合いの入りすぎで2塁手の川崎めがけてタックルぎみにスライディングをかまし川崎は脳シントウで退場しました。普通ならお返しされても仕方ありませんがホークスは何も報復してきませんでした。僕はこんな素晴らしい日本シリーズを変な遺恨試合にしたくなかったんでホークスの紳士的な態度に感動しました。そして第7戦目終わって表彰式の時に僕は城島に謝りました。すべてこっちが悪かった、こっちの挑発に乗らず綺麗なシリーズにしてくれてありがとう、君らが1枚上だったと。強いチームはいちいち相手に反応せずどっしり構えてるんだなと思いました。その城島捕手、バッターボックスで僕に言ってくれました、試合に出続ける事はどんなタイトル獲るより素晴らしいって。お世辞半分かもしれませんが少しでもそう思ってくれる選手がいるのは嬉しい事です。

2005.06.04 Saturday

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